年またぎ、2012年読んだ本ベストテン

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Twitterなどで読んだ本のランキングをつけている人を見て
あっ僕もやりたいなと思っていたのですが
いつの間にか年が明けてしまっていました
時を逸した感がありますが、去年のベスト本ランキングをやります

第1位

いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)

いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)


いじめは日本固有の社会問題ではなく世界の問題である
いじめが生まれる理由はパワー資源のアンバランスだ
心のケアから社会性の獲得へ
などの考え方は目から鱗でした
特にパワー資源のアンバランスなどは大人になってもあるものなので、
それに依拠したようなコミュニケーションをする人を見るとあっこれこれ
と発見するようになりました

第2位

MW(ムウ) (1) (小学館文庫)

MW(ムウ) (1) (小学館文庫)


手塚治虫の問題作と言われる作品
映画『ダークナイト』が日本で流行らなかった理由として善悪二元論的な考え方が日本にはないからという評を読みましたが、
悪なのに悪とは思えないという日本人の感覚でしか描けないのではないのかなぁと思いました

第3位

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法


虫や魚など集団で動く生物の性質とそれを利用した組織を交互に
解説していく本
ボトムアップ型の組織、個々で動く組織をどう作るかというヒントになりそうな本

第4位

馬上少年過ぐ (新潮文庫)

馬上少年過ぐ (新潮文庫)


何年かぶりに読んだ本。
英雄的素質を持った人間が間違った時代、場所に生まれたらどうなるのかというのを、テーマにしている本で、時代が時代なら司馬遼太郎の大長編の主人公になったはずの人間たちがどう生きたかに注目

第5位

毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)

毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)


科学者としても大天才、組織のリーダーとしても優秀という憧れるような人間が
国の為に働き、最終的に国に裏切られるという本
あまりにも悲しい

第6位

快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか

快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか


食欲、性欲、ギャンブル欲に運動欲
あまりにも快楽に弱すぎる動物の脳の仕組みについて書いた本
わかっていてもやめられない

第7位

生活【完全版】 (モーニングKCDX)

生活【完全版】 (モーニングKCDX)


悪の組織がどうやって成立するのかまでストーリーに含めてあって面白かった

第8位

餓鬼(上) - 秘密にされた毛沢東中国の飢饉 (中公文庫)

餓鬼(上) - 秘密にされた毛沢東中国の飢饉 (中公文庫)


毛沢東時代の中国がどんなのだったか知らなかったので衝撃を受けた

第9位

土光敏夫―無私の人 (人物文庫)

土光敏夫―無私の人 (人物文庫)


働くってかっこいいと思える本。就活中のモチベーションに

第10位

敗者のゲーム―金融危機を超えて<原著第5版>

敗者のゲーム―金融危機を超えて<原著第5版>

というようなランキングになりました
どれもブックメーターでは☆5をつけた本なので僕的にはお勧めです
今年もたくさん本を読めるといいですね