最強就活エリート集団、体育会の謎を解け!前篇
「体育会は就職に強い」
そんなことを就活をやったことがある人なら一度は聞いたことがあるだろう。
就活を通して僕は本当にびっくりしましたよ。
「えっこの人、一切勉強してるところも見たことないし、
下手したら就活すらちゃんとやってないのに
あんな銀行から、メーカーから、4月1日に内定もらっちゃうの、
まじかよまじだったのかよ体育会最強説」と
まじなんですよ。僕の印象では歴史ある日系企業なら行きたいところにどこでも行けるんじゃないですかーって感じだったですよ。
というわけで前置きが長くなってしまってんですけど、
就活やってた1年前から疑問に思ってた
この体育会最強説の理由を自分なりに考えてみようというわけなのです!
とそんなことを書いてみたんですが、これから書くことは
基本的にはいつもの本の感想であり
とくに仮説検証したわけでもないですし
飲み屋の与太話みたいなものですが、友達もいないですし
飲み屋で就活の話とかすると、家帰った後自分のテンプレ感に恥ずかしくなって
ベッドで暴れてしまいますしね
以上言い訳です。
ではまず一般的に体育会のメリットとは何なのか
就活生を不安にさせる煽りマーケティングの第一人者である外資就活ドットコムの記事から見てみると
1.卓越した気力・体力を持ち合わせている 体育会系といえばやはり“体力”が強みですが、それと同時に厳しい練習をこなす中で鍛えられた“気力”があると言えます。 出典
2.縦社会に慣れていて、礼儀正しい 出典 |
というわけなんだそうです。
基本的に思ってるイメージ通りなんじゃないでしょうか。
このぐらいのメリットなら、ちゃんと2ちゃんまとめを見ているメディアリテラシーの高い皆さんなら
「そんなのソルジャー要員だろ(俺は思考力を持ち、次世代のニッポンを考えるクリエイタ―なんだ)」だとか
「ようは上司に媚びへつらうのが得意だけだろ(俺はちがう。思考力を持ち、次世代のニッポンを考えるクリエイタ―なんだ)」
などとすぐに論破できます。
ここまで思わないにしても、これじゃあなんだかすとんと落ちてこない
縦社会に慣れていて、気力と体力があればそれでいいと思ってるの?
世界に名だたる日本企業が?
嘘だろ
このアウトプットを見てもそんな気持ちに襲われます。
アウトプットだけを見てもしょうがないんですよ、
このアウトプットをどうやって獲得してきたのかそのプロセスにこそ意味があると思うのです。
つまり
体育会というのは現代の若者に失われた通過儀礼の機能を持っているんじゃないか
というのが僕の仮説なのです。
通過儀礼とは何なのか。通過儀礼を経て大人の社会の一員となってる奴らに僕らは対抗できるのか。
やっと本題までたどり着きました。
たどり着いたんですがもう1300字近くも書きました。
例えここまで読んでくれた人がいようとも、もうスクロールはしてくれないでしょう。
映画は父を殺すためにある: 通過儀礼という見方 (ちくま文庫)
- 作者: 島田裕巳
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今回のたね本。映画を通過儀礼で見てみるという本です。
全体としてはそんなに面白くないのだけど、1章2章と町山智浩さんの解説が面白かったです